
タイマーの目的は、子どもを急かすことではありません。終わりまでの見通しを、職員の言葉だけに頼らず本人が確認できるようにすることです。
療育でタイマーを選ぶ4つの基準
- 残り時間の分かり方:色で見える、数字で見える、音で分かる。
- 操作のしやすさ:本人が設定するのか、職員が管理するのか。
- 刺激の強さ:音量、点滅、色、動きが本人に合うか。
- 使う場所:机上、集団、送迎先、持ち運びのどこで使うか。
全員に同じものを使う必要はありません。視覚的な情報が分かりやすい子もいれば、数字の方が安心する子、アラーム音が苦手な子もいます。本人の反応を見ながら選びます。
用途別に選ぶタイマー3選
01 / VISUAL
ソニック トキ・サポ 時っ感タイマー
- 向く場面
- 残り時間を色で見せたい場面
- 特徴
- 時間の減少を色面で直感的に把握しやすい
- 確認点
- 音量やアラーム音への反応を事前に確認
導入時は、活動の途中でいきなり使わず、止まっている状態で見方と音を一緒に確認しておくと安心です。本人が「見る・見ない」を選べる位置にも配慮します。
楽天市場で商品を確認する02 / SIMPLE
ドリテック 大画面タイマー シャボン6
- 向く場面
- 調理・学習・片付けなど幅広い活動
- 特徴
- 数字が見やすく、操作がシンプル
- 確認点
- 数字だけでは残り時間をイメージしにくい子もいる
導入時は、活動の途中でいきなり使わず、止まっている状態で見方と音を一緒に確認しておくと安心です。本人が「見る・見ない」を選べる位置にも配慮します。
楽天市場で商品を確認する03 / PORTABLE
タニタ ぴよぴよタイマー TD-419
- 向く場面
- 個別活動や持ち運びで使いたい場面
- 特徴
- 親しみやすい形と音で、個別用に分けやすい
- 確認点
- キャラクター性が注意を引きすぎないか確認
導入時は、活動の途中でいきなり使わず、止まっている状態で見方と音を一緒に確認しておくと安心です。本人が「見る・見ない」を選べる位置にも配慮します。
楽天市場で商品を確認するうまく使う声かけのコツ
「終わらせる道具」にしない
「鳴ったから終わり」だけにすると、タイマーが不安の合図になることがあります。「あと5分で一区切りにする?」「鳴ったら次はどちらにする?」と、見通しや選択とセットにします。
最初と途中で一緒に確認する
開始時に終わりを示し、必要なら途中でも「半分になったね」と一緒に確認します。頻繁に残り時間を告げすぎると逆に焦りにつながるため、本人の様子に合わせます。
鳴った後の手順を見せる
タイマーは終わりを示せても、「次に何をするか」は示せません。写真、絵カード、予定表などで次の活動も見えるようにすると、切り替えやすくなります。
導入前の安全チェック
- 電池ぶたが外れやすくないか、小さな部品への配慮が必要か
- 落下や投げる可能性がある場面で、置き場所は安全か
- 音量を調整できるか、突然の音が苦手ではないか
- 本人の道具と共有物を分ける必要があるか
- タイマーがない状況でも切り替えられる方法を併用しているか
まとめ:本人が時間を確認できる道具を
色で残り時間を見せるタイプ、数字が大きいシンプルなタイプ、持ち運びやすい個別用。それぞれの強みは違います。製品の人気だけで決めず、本人に伝わる情報と使う場面から選びましょう。
タイマーは支援そのものではなく、本人が見通しを持つための手がかりです。本人の反応を記録し、必要に応じて提示方法や製品を変えていくことが大切です。